きっかけはラジオ。焚火を囲んで、ラジオオンエアキャンプをしよう!!
「明日のラジオの再放送は、べアーベルで焚火を囲んでラジオオンエアキャンプしましょう!」
という日角孝治さんのお誘いを受けて、日角さんのキャンプ場「キャンプグランド べアーベル」を訪れたのは6月13日(土)の夕方のこと。
さて、ここで気になるのが「ラジオの再放送」とは何か? ですが、実は日角さんには「きたかみ仕事人図鑑」が手掛ける「きたかみE&Beエフエム」のラジオ番組「夢を語る大人たち」の第23弾「コロナに負けないアウトドア」にご出演いただいていました。
そのオンエアが6月12日(金)午前9時からあり、1時間後の放送終わりにはさっそくSNSでつながり、「いい番組でしたね!」と2人でベタ褒めしていたのでした。しかも、翌日13日(土)夜7時からは再放送もあり……。
というわけで、「明日のラジオの再放送は、べアーベルで焚火を囲んでラジオオンエアキャンプしましょう!」「いいですね!」と意気投合! 翌日は喜び勇んで「べアーベル」を訪れたのでした。が、そこには少し不安も……。
それは、天気の問題。当日は天気も良好だったのですが、天気予報を見ると翌日は「曇りのち雨」とのこと。実はこの日、焚火を囲みながら再放送を聴くのと同様に楽しみにしていたのが、件のラジオで日角さんが語っていた「べアーベル」自慢の美しい星空を眺めること。
(明日が「曇りのち雨」となると、今晩は雲が出て星空が見えないのでは……)
そんな不安を振り払うように、北上市内からクルマを20分ほど走らせれば、そこはもう夏油高原の大自然の中。
目的地の「べアーベル」には夕方5時過ぎに到着。しかし、夕方とはいえまだまだ陽も高く、初夏の陽を浴びたかわいい草花たちが出迎えてくれました。
「3密」を避けつつ、大自然を満喫するキャンパーたち! 星空も楽しみ!
本来ならば週末は岩手県外から多くのキャンパーが訪れ、キャンプ場の中にもテントの花がいっぱい咲いている「ベアーベル」ですが、新型コロナウイルスの影響でテントの花も……。
この日訪れていたのは、県内のキャンパーたち。緊急事態宣言が解除され、岩手県でも6月から県をまたいでの移動の制限が解除(首都圏や北海道への移動は慎重な対応を促しつつ)されましたが、県外からの客足が戻るのはもう少し時間が……。
とはいえ、新型コロナウイルスの感染を防止しながら日々の暮らしを営むwithコロナの時代。
厚生労働省が出した「新しい生活様式」の実践例にも、「3密」を回避しつつ「遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ」という記載がある通り、この日も大自然の中でのんびり過ごそうと、「3密」を避けながらも家族や仲間と、あるいはソロでキャンプを楽しむ県内のキャンパーたちのイキイキとした表情があちらこちらに。
そのなかには今話題の軽トラキャンパーや、川辺で夏油川の川のせせらぎを聞きながらブッシュキャンプを楽しむソロキャンパーの姿も。
かくいうキャンプ初心者の筆者も、みなさんのチカラを借りてなんとか設営。
と、なんだかんだやっているうちに夏油高原も少しずつ陽が落ちてきて、もうすぐ夜7時……。
炭火の達人も登場! 焼肉だ! ラジオだ! 準備も着々!!
ラジオの再放送は日角さんのお仕事の相棒・ジムニーのカーラジオでチェックしようと、準備も万端!
さらにこの日は、「きたかみ仕事人図鑑」でもご紹介した「炭窯元 楽炭」の千田淳さんが、仲間の高橋正文さんと「ベアーベル」で炭の魅力を伝えるブースをオープン!
日角さん含め、このお三方は「いで湯までのラインを楽しむ会」のメンバーでもあり、この日は淳さん自慢の白炭を使った焼肉パーティをすることに!
(やった~! ありがとうございます<(_ _)>)
というわけで、炭火の準備も万端!
お肉の準備も完了!
(やった~! ごちそうさまです<(_ _)>)
さらにこの後、地元のお肉屋さん「お肉のたかゆう」さんから購入した北上牛のお肉も参戦!
(ヒャッホー! 感謝感謝です<(_ _)>)
というわけで、待ってました!の夜7時。カーラジオを「きたかみE&Beエフエム」(88.8MHz)にチューニング。日角さんはじめ、北上市で人気のアウトドアの達人たちが顔を揃えるラジオ番組「夢を語る大人たち」の第23弾「コロナに負けないアウトドア」の再放送が、いよいよスタート!!!
いざ、焼肉囲んでラジオの再放送を楽しむ、はずが……。
焚火のかわりに、炭火で焼肉を楽しみながら、「ラジオオンエアキャンプ」も開幕! カーラジオからは、番組パーソナリティ・阿部直大さんの耳心地のよいやさしい声が流れてきます。が、気づけば……。
「やっぱ、炭火で食べる焼肉は旨いね」
「まあ、炭がいいからね。アハハ」
「たかゆうのお肉、サイコー!」
「え、トマト焼くの? そのまま食べたい!」
「いやいや、もちろんそのまま食べても旨いけど、トマトは焼くともっと旨いのよ!」
「炭火で焼く焼売、おいしいんだよね」
と、みんなラジオより焼肉に夢中!
それもそのはず。Tシャツでも暑かった昼間の陽気とはうってかわり、陽が落ちるととたんに上着が必要になる寒さのなかで、炭火のあたたかなぬくもりと、空腹を満たす焼肉のおいしさに、この状況のなかでは勝るものなし!
かくゆう筆者も日角さんも、前日の本放送をしっかり聴いているため、再放送のラジオよりも焼肉に熱中するのは致し方なく……。
要するに、焼肉、絶品でした! すごくおいしかったです(〃艸〃)ムフッ
焚火の揺れる炎に時を忘れるひととき……。気づけば_| ̄|○
焼肉の後は、焚火を囲んでのトークタイム。本当にこの日は、昼間とうってかわって上着を着ていても寒いため、焚火のぬくもりは有難かったです!
この焚火を囲んだのは、日角さんと、軽トラキャンパーの正文さん、さらに筆者の3人。
街から隔絶された大自然の暗闇の中、寒さに震える私たちにとって、焚火のぬくもりは極上のおもてなし。
ちびちび酒を飲みながら、風に揺れる炎を眺めていると、それに飽きることもなく、時が経つのも忘れ、気づけば夜の12時を回っていました。
私たちは三々五々、テントに帰り……
気づけば……
……朝。
前日の天気予報では「曇りのち雨」となっていましたが、実際は抜けるような青空。雲ひとつないということは……。
私たちが酒を飲み、焚火を見つめ、テントのなかで熟睡していた頃、夏油高原の夜空はきっと……。
今回は焚火の魔力に負け、星空を見られなかった筆者_| ̄|○
(もっとあたたかくなったら……)
とリベンジを誓い、筆者はかわいい花々に見送られ、「べアーベル」を後にしたのでした。
日角さん、淳さん、正文さん、ありがとうございました<(_ _)>
ちなみに、夏には道路に面した「べアーベル」の敷地に、とあるプロジェクトと連動して、ひまわりの花が咲き誇り、訪れるキャンパーを出迎えてくれるとのこと。そちらもお楽しみに!
(了)
コメントを残す