北上市に移住してもうすぐ3年。
そう言えば、東京にいる頃に比べると空を見上げる機会が増えたようだと思う今日この頃。突然、舞い込んできたニュースが、約3年ぶりに日本で見られるという「皆既月食」。しかも、今年最も月が地球に近づく「スーパームーン」とも重なるそう。
前回は2018年7月28日。その頃、筆者はまだ北上市に引っ越して来たばかりの頃で、空を見上げるどころか、新しい生活のはじまりにアタフタしている頃で、「皆既月食」にも「スーパームーン」にも興味がなく……。それどころか、そんなことがあったことも覚えていない有様……。
しかし、空を身近に感じるようになると、アンテナが勝手に働くのか、そのニュースを知って俄然気になりだす不思議(*´艸`*)
というわけで、2021年5月26日(水)午後7時40分。北上市街地を見下ろす「常盤台てんぼう公園」へ。
「皆既月食」は南東の方角、午後8時9分から午後8時28分までの19分間見られるとのこと。
ここで予習! 「皆既月食」とは?
太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に隠れる現象が「皆既月食」。月は地球の影に隠れるため本来は暗くなりますが、太陽の光が地球の周りにある大気の層を通過する際、青い光が散乱し、赤い光だけが通過。この光が屈折して月を照らすため、月は暗くならず、赤銅色に染まって見えるそう。
なるほど!
赤銅色の月って、なんかロマンチック(*´艸`*)
と思いつつ、月を眺めてみれば、なんかよくわかんない(;^_^A
というわけで望遠レンズを向けて見ると……。
ゆっくり、ゆっくり、欠けていく月の姿がそこに……。
午後8時8分。
真っ暗になると思った月が、今度はゆっくり、ゆっくりと……。
赤胴色の月が少しずつ顔を出してきます。
午後8時25分。
光増す月。
レンズ越しに見るその光はまぶしいほど。
南東の空に浮かぶ月……。
一体、どれくらいのヒトたちが、この空を見上げているのでしょう。
徐々に、いつもの満月が顔をのぞかせてきます。
夢のような神秘の時間は、こうしていつもの日常へ。
コロナのなかったあの頃に戻れるのは、いつの日でしょうか……。
月に見守られながらの帰り道。
さっき丘の上で皆既月食を眺めながら、遠くから聞こえてきた親子の会話を思い出す……。
子ども「皆既月食の月にお祈りすると、願い事が叶うんだって!」
ママ「誰が言ってたの?」
子ども「コーチ!」
ママ「それ、本当?」
子ども「本当だよ! だってコーチが言ったんだよ!」
なるほど!
お子さんが信頼するコーチの言葉なら信じましょう!
疫病退散!
(了)
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