ラジオドラマプロジェクト始動! 北上市と近隣の事業者が共演! 7/31のラジオ25弾はキックオフSP!

ラジオドラマで“里山”をもっと身近に……。新たなプロジェクトが始動!

 2018年9月3日にサイトオープンした「きたかみ仕事人図鑑」は、2020年6月29日に15万PVを突破!  年内20万PV突破に向けて、さらにギアをあげるべく、新プロジェクトが動きだしました!

 その名も「里山樹木利活用図鑑ラジオドラマ化プロジェクト」!

 きっかけは、このラジオ番組(夢を語る大人たち)の第22弾にご出演いただいた佐藤禄子さんとの出会い。禄子さんは「きたかみE&Beエフエム」で毎週金曜午前10時からお届けしている番組「Cafeぶらんち」のパーソナリティを務める方で……。

「こんな素敵な冊子があるんだけど、その魅力をラジオドラマで楽しく紹介できたら面白いと思うんだよね」

 というような相談をされ、見せていただいたのがご覧の冊子。

▲2020年3月に発行された「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」。同冊子は近隣市町村の図書館や学校などに寄贈され、その後、販売へ。
ちなみに、北上市立図書館にも寄贈されるとのこと。ぜひ、お手に取ってご覧ください。

「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」とは?

 こちらの冊子は、1992年に奥州市の原野に入植され、山林を含め6ヘクタールの農場を開拓。鶏や羊、豚などを飼育しながら、無農薬の野菜やアイガモ農法による米などを栽培する「うたがき優命園」さんが、2009年に設立した「里山生活学校」が制作したものです。

 同学校では「地域資源の利活用」をテーマに里山づくりに取り組んでおり、さまざまなイベントやワークショップ、里山観察会などを開催。

 そうした活動のひとつの区切りとして、実に3年の歳月を費やし、この春ようやく完成したのが、この「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」です。

「うたがき優命園」さんの農場の風景

「うたがき優命園」さんと言えば、北上市内の飲食店さんや農家さんともご縁があり、筆者もお会いしたことはないまでもお名前はよく見聞きしておりました。また、冊子の表紙のイラストにも魅かれ、手に取ってページをめくってみれば……。

▲「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」の中ページ。

 そこに登場するのは、「うたがき優命園」さんが暮らしを営む里山に自生する102種の樹木に加え、里山地域に馴染み深い10種を加えた112種の樹木たち。さらにそのなかでも代表的な57種の樹木が、やさしいタッチのイラストで擬人化され、個性豊かなキャラクターとして登場!

 しかも、一本一本の樹木の特徴がキャラクター一人ひとりの個性とリンクし、その樹木たちが私たちの暮らしにどのように活かされ、日々の生活に豊かさと潤いをもたらしているかが、わかりやすく紹介されています。

 経済効率や快適性・利便性などを追求するライフスタイルが主流となり、里山地域の過疎化もどんどん進む昨今。かつて私たちの暮らしを豊かに彩ってきた里山樹木とのかかわりはどんどん薄れ、自然と共存するなかで先人たちが育んできた“知恵”や“技”、里山の“恵み”なども……。

 この冊子は里山樹木を通して改めて「里山のことを身近に感じてもらうきっかけに」と制作されたものだそうですが、こうした課題は日本全国に共通するものであり、多くの方に知っていただきたいテーマです。

 というわけで、「うたがき優命園」さんにこの冊子のラジオドラマ化についてご相談。さらに、「うたがき優命園」さんとご縁がある北上市内をはじめ近隣の事業者さんにも出演のお願いをしてみたところ、みなさんからご快諾いただき、「里山樹木利活用図鑑ラジオドラマ化プロジェクト」が発動!

 7月21日(火)には関係者で「うたがき優命園」さんの農場に見学にも行ってまいりました!

 当日は、農場主であり「里山生活学校」の代表を務める河内山 耕さんに農場をご案内いただき、その取り組みとともに「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」が生まれるまでの経緯をお伺いしました。

 その模様がこちら!

7月21日(火)の見学の様子

▲写真中央が河内山 耕さん。里山での暮らしはもちろん、自身が実践する農法のお話、さらには「擬人化で楽しむ里山樹木利活用図鑑」が生まれた背景なども丁寧に教えていただきました。
▲「里山のシンボル」と言われる中型の猛禽類・サシバが営巣していた松の木の下で。渡り鳥のサシバは春に飛来。水田で狩りを行い、カエルやヘビ、昆虫などを食べながら
繁殖し、秋になると越冬するため南へ。里山の生態系ピラミッドの頂点に位置するサシバが繁殖できる場所は、豊かな生態系が育まれている証でもあり、
「里山のシンボル」と言われる所以ですが、残念ながら2006年に絶滅危惧種に指定されました。
▲「うたがき優命園」さんの水田は雑木林の間にあり、作業条件の悪い“谷津田”と呼ばれる田んぼです。しかし、こういう森に近い場所でお米をつくるヒトがいるからこそ、
サシバも繁殖できるのだそう。耕さんは田んぼの周りにサシバのための止まり木を26個もつくり、水田での狩りがしやすいように配慮しています。そこには……。
▲手づくりのスイーツなどもいただきながら、ラジオドラマ化に向けての打ち合わせ。いよいよプロジェクトが動き出すことに!

あのヒトも参戦!  ラジオ第25弾は気になるラジオドラマを大特集!

 というわけで、7月31日(金)にオンエアするラジオ第25弾は、ラジオドラマ放送に先駆けて、その見どころ・聴きどころを大公開。

 番組では7月21日に「うたがき優命園」さんの農場を見学した様子をはじめ、ラジオドラマの出演者情報、気になる役どころ、新たなチャレンジなどなど、今回のプロジェクトのおいしいところをこっそり放送!

 この収録にご参加いただいたのは、ご覧のメンバー! そのなかには3月末でマイクを置いたはずの、あのヒトも!

佐藤禄子さん

きたかみE&Beエフエム「cafeぶらんち」(毎週金曜10:00~11:00)パーソナリティであり、カフェ「マルメ_トキワダイ」(北上市常盤台)のオーナー。今回のラジオドラマプロジェクトの火付け役であり、自らも役者として登場! 現在、役づくりに余念のない日々。

★みえぞん さん

きたかみE&Beエフエム「Happiness」(毎週水曜10:00~12:00)「てっぱん」(毎週金曜12:00~15:00)パーソナリティ。今回のラジオドラマでは、禄子さんと姉妹役で登場。ドラマを引っ張る(かきまぜる?)重要な役どころとして、その演技に乞うご期待!

★鹿糠さつき さん

きたかみE&Beエフエムの元パーソナリティ。今年3月末、突然マイクを置き、ラジオパーソナリティから衝撃の引退宣言。その後、姿を消した彼女が今回のラジオドラマプロジェクトで遂に復活! どんな役を演じるのか……。

★小澤政行 

北上市地域おこし協力隊。Webサイト「きたかみ仕事人図鑑」を立ち上げ活動。ラジオ番組「夢を語る大人たち」もプロデュース。以前からラジオドラマにもチャレンジしたいと思っていたところ、佐藤禄子さんと出会い一気に具体化。同ラジオドラマの企画・脚本を手掛ける。

以上の4名です!

 3月末で「きたかみE&Beエフエム」を卒業された鹿糠さつきさんも、シレーッと登場しておりますが、今回のラジオドラマでは、その鹿糠さんも大活躍。

 さらに、北上市をはじめ近隣の事業者さんが、ご自身の役でそのままラジオドラマに登場するなど、ユニークな仕掛けが満載のラジオドラマ。

 その魅力を、ラジオドラマのオンエアに先駆けて、言える範囲でざっくばらんに語っていただきます!

 どうぞ、お楽しみに!

 さて、気になる番組は……

7月31日(金)午前9時より

きたかみE&Beエフエム」(88.8MHz)でオンエア!

ローカルカンパニー魅力発信プロジェクト produce 夢を語る大人たち

第25回:15万PV突破記念! ラジオドラマプロジェクト始動!

をお聴き逃しなく!

(再放送は8月1日(土)午後7時~)

そして、ドラマが動き出す……。

 某月某日。

 とあるレストランバーのらせん階段。

 すれ違う、見知らぬ二人の男女……。

 よみがえる記憶……。

 どこかで出会ったような……。

 それは、夢……。

 あるいは、幻……。

 その別れは、出会いのはじまり……。

ラジオドラマ

「あの桜の下で 君と」~里山樹木利活用図鑑より~

Coming soon!

◇ラジオドラマのストーリー・人物相関図・キャスト紹介の記事は、こちら!

◇ラジオドラマプの収録風景は、こちら! →  ラジオドラマ収録の舞台裏!

(了)

2020-07-28|
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