3/10 北上市・八幡平市合同移住相談会リポート

 3月10日(日)、東京・有楽町で「北上市・八幡平市合同移住相談会」が開催されました。

 当日は、降り続いた雪がようやくやんだ曇り空の北上市から始発(6:29)の新幹線に乗り、東京・有楽町へ。途中の仙台は雪模様でしたが、そこを過ぎると車窓には青空がひろがり、新幹線を降りると東京はポカポカ陽気。この日の東京は最高気温が13℃を超える暖かさで、-3℃の冬まっただ中の北上市から一気に春まっただ中へ。

 集合時間より少し早く到着したため、有楽町から銀座までぶらりお散歩してみれば、世界の映画ファンが注目する米・アカデミー賞で、アジア初の快挙となる「視覚効果賞」を受賞した「ゴジラ-1.0」にも登場する時計塔が、抜けるような青空をバックに銀座の街を見守っています。

 時計の針は午前9時20分を指しており、お店のオープンまではまだまだ時間がありましたが、街を見渡すと出勤途中の日本人に交じって外国人観光客の姿も多く見られました。さすがインバウンド人気の高い銀座だなあと改めて実感しつつ、会場へ。

全国の都道府県のブースが一堂に!
地方移住の相談は「ふるさと回帰支援センター」へ!

 今回の「北上市・八幡平市合同移住相談会」の会場となる「ふるさと回帰支援センター」は、JR有楽町駅の目の前にある「東京交通会館」の8階にあります。

 同センターには日本全国の都道府県のブースが一堂に介し、それぞれの地域の担当者が移住相談に無料で対応してくれます。移住に役立つ情報やそれぞれの地域の魅力を紹介したパンフレットなども豊富に用意されており、週末には地域ごとに企画する移住セミナーや相談会などのイベントも開催され、地方移住に興味のある首都圏在住の方に多く利用されています。

 もちろん、その中には岩手県のブースもあり、県内各市町村の魅力を伝えるパンフレットなどが豊富に取り揃えられています。お気軽にご利用ください!

▲岩手県のブースは「いわて暮らしサポートセンター」のお二人が対応。ちなみに相談は対面・オンライン・電話での対応が可能です。(予約優先) 
詳細はこちら⇒ https://www.furusatokaiki.net/consultation_counter/hokkaido-tohoku/iwate/

移住相談会がいよいよスタート!
北上市は多様な働き方を具体的にPR!

 さて、そんな「ふるさと回帰支援センター」のセミナールームで開催された「北上市・八幡平市合同移住相談会」はお昼12時にスタート。今回は女性1名を含め、6名の方にご参加いただきました。

 今回は「岩手で多様な働き方ができる暮らし」がテーマとなり、北上市と八幡平市の先輩移住者の体験談やトークセッションとともに、個別の相談にも対応させていただきました。

 北上市では、先輩移住者として「きたかみ仕事人図鑑」が参戦。「きたかみ仕事人図鑑」ではWebサイト「きたかみ仕事人図鑑」で54事業者、北上市の都市ブランドサイト「きたかみリズム」の企画として北上市のさまざまな分野でがんばる20代を紹介する「20代の肖像」で48人、さらに北上雇用対策協議会ではラジオとYouTubeを連動した取り組みで39事業者をご紹介してきました。

 東北有数の産業集積都市として知られる北上市は多様な働き方ができる街でもあります。というわけで、今回の移住相談会では今までご紹介してきた140を超える北上市の多様な“働き方”を、スマホで気軽にそれぞれの記事をご覧いただけるQRコード付きのチラシも作成し、具体的にご紹介しました!

スパルタキャンプとは?
起業支援から移住にもつなげる八幡平市。

 一方、八幡平市では同市が主催する「スパルタキャンプ」をきっかけに奈良県から移住し、現在は同市の新規就農等支援事業を活用。研修を受けながら、ほうれん草農家として自立するべく取り組んでいる方が登場されました。

 ここで気になるのが「スパルタキャンプ」という言葉ですが、八幡平市では2015年から「希望の職がないならつくれば良い」という考えのもと、「起業志民プロジェクト」がスタート。「スパルタキャンプ」はその一環として開催されており、年齢・経験・職歴を問わずITのチカラで起業したいという強い意志を持った方を全国から募集。宿泊費も無料・少数精鋭・1ヵ月間の短期集中で本格的なプログラミングのスキルと、新規事業を立ち上げるために必要な知識を身につけ、起業の夢につなげるというユニークな取り組みです。

 ちなみに、プログラミングの講義は土日のみですが、平日は課題が出され、木曜までにクリアできなければクビになるというルールはまさにスパルタ式で、課題クリア後の金曜は先輩起業家の体験談や新規事業開発についての講義があります(質問はいつでもOK!)。

 さらに、一定の条件をクリアすればその後も5年間無料のシェアオフィスを利用できたり、資金調達や事業計画策定の支援も受けられたりするなどサポートも充実しており、全国はもちろん海外からも応募者が殺到。これまで300人以上が同キャンプを修了し、現在シェアオフィスには法人14社、個人事業主7者が登録しており、修了生のうち八幡平市に移住した人は、30人以上にのぼるそう。個人的にもそばで聞いていて面白い取り組みだなあと思いました(笑)

ざっくばらんにお話できるのが魅力。
個別相談会も大好評!

 相談会の最後には個別相談会を実施しましたが、北上市・八幡平市それぞれに移住相談が複数あり、世間話も交えながら、お悩みや具体的に知りたいことなど踏み込んだお話もざっくばらんにさせていただきました。お陰で北上市にもさらに興味を持っていただき、次のステップに進みそうな方もおり、次は北上市で???  今回の相談会がお役に立てたのであれば光栄です!

 というわけで2時間半の相談会は、個別相談でじっくりお話する濃密な時間もあったため、気がつけばあっという間に終了。個人的にも勉強になるひとときでした。

 首都圏で地方移住をお考えの方は、ぜひ、有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」へ。岩手県のブースには、各地域の情報もたっぷり。地域ごとにさまざまなイベントも開催されており、参加してみると新たな発見や次につながるアレコレが見つかるかも!

 さまざまなイベントで「北上市」を見かけたら、気軽に遊びに来てください! 参加されたみなさま、お疲れさまでした!

(了)

2024-03-22|
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA