「NECONOTE」オープン! さっそくヒトがつながり、夢が……。ジャッキー meets A&T、新章突入!

クラウドファンディングも成功! いよいよ「NECONOTE」、スタート!

 11月23日(月・祝)、シェアキッチン・シェアスペース「NECONOTE(ねこのて)」がついにオープン!

 「NECONOTE」といえば、9月から10月にかけてクラウドファンディングに挑戦。その取り組みと“想い”については、「きたかみ仕事人図鑑」でもご紹介させていただきました(詳細は、下記の写真をクリック!)。

 気になるクラウドファンディングは、最終的に147名の支援者を得て、目標金額の100万円も突破。その資金で改装も無事終え、予定通り11月23日(月・祝)のオープンとなりました。おめでとうございます<(_ _)>

 当日は「オープン記念1日まるっとマルシェ」と銘打って、昼の部・夜の部の2回にわたって北上市内外の9事業者さんが集い、マルシェを開催!  というわけで、「NECONOTE」を取材させていただいた筆者も、どのような空間が完成したのか、興味津々で「夜の部」のマルシェに参加することに。

 さっそく店内に足を踏み入れると、真っ白な壁が印象的なシェアキッチンスペースがお出迎え。

 クラウドファンディングの支援者や近隣住民の方も巻き込んで行った「ペンキ塗りワークショップ」で仕上げた壁だそうですが、夜に訪れたせいもあってか、初めて見た筆者にはとてもまぶしくみえました。

 この日はお店開業をめざしている主婦の方が、さっそくシェアキッチンスペースを使って燻製バー「燻あや」を1日限定オープン! チーズ、ベーコン、ハム、タマゴ、サーモン、いぶりがっこなど、多彩な燻製おつまみで訪れたお客さまをおもてなししていました。

 かくゆう筆者も堪能させていただきましたが、ミックスナッツやコアラのマーチなども燻製で味わうのは初の経験で、ちょっとワクワク。

 いざ食べてみると、ミックスナッツは香ばしさが増し、コアラのマーチにはほんのりとした渋みが加わり、クラフトビールとの相性も抜群の大人な味わいに。お酒が進む逸品、ごちそうさまでした<(_ _)>

◇「燻あや」さんの詳細はこちら! ⇒ Instagram  Twitter

▲写真のハンドメイド小物は「shu&rara」さんの作品。詳細はこちら! ⇒ shu&rara

 さらに、シェアキッチンスペースの奥に足を踏み入れると、こちらはシェアスペースとして活用する空間が3部屋も。

 電気や水回りなどの大掛かりな作業は業者さんにお願いしたものの、それ以外は住居兼飲食店だった空間をオーナーの星隼人さんが中心となってコツコツとリフォームしたそう。その手づくりのぬくもりが、居心地のいいアットホームな空間をつくりだしています。

 この日は、この空間でハンドメイド小物や天然酵母パン、オーガニック野菜などが販売され、昼の部では家族連れなど70組が訪れ、“マルシェ”を楽しんだそう。

 家族連れでも気軽に訪れ、ゆったり過ごせる雰囲気が、「NECONOTE」の魅力をさらにひろげているようでした。

 今後、この空間がどのように利用され、どんなつながりを育んでいくのか……。楽しみですね!

さっそく新たな出会いが……。「NECONOTE」で夢がつながる!

 一方、屋外スペースでは「焚き火」を囲んでBarタイムがまったりとはじまっていました。

 そして、なんと、ここで「NECONOTE」の取り組みを象徴するような出会いが……。

 「NECONOTE」のオーナー・星さんは、「それぞれのヒトが自分の“好き”なことを通して交流を育み、つながりを深めることでコミュニティが活発になるのがマルシェの魅力。それを日常的に楽しめる空間をマチナカにつくりたい」という話を前回の記事でも語っておりました。

 が、「NECONOTE」オープン初日に、早くもそんな出会いが生まれたのを筆者は目撃しました!

 北上市の人気カフェ「CAFE LAube」のオーナー・明戸一眞さんの淹れたてコーヒーを味わいながら、焚き火のゆらめく炎を眺め、まったり語らっていると……。

 突如、焚き火の前に手づくりの「アマビエ」のお面をかぶった謎の人物が登場。

 しかも、その人物は周りの空気を気にする様子もなく、焚き火の前で自撮りを楽しむなど自由気ままに過ごしています。

 この方こそ、「キタカミエンターテイメント道場」代表のジャッキー・チバさん。

 「北上を明るく楽しいまちにしたい」と夢を語るジャッキーさんは、「北上を明るく楽しいまちにするためには、ヒトを喜ばせたり楽しませたりすることが大好きな、サービス精神旺盛なヒトが必要だ」という信念を持って活動されている方。

 この「NECONOTE」の空間も「北上市民エンターテイナー計画」と銘打って、愉快なパフォーマーが集い、得意なネタを披露し、訪れたヒトを楽しませる場として活用したいそう。

 そして、焚き火を前に訥々と語るジャッキーさんの裏表のないピュアな瞳を目の当たりにして、心を動かされた男が二人……。

 ひとり目は、自身も「そんなの売れるわけがない」と周りに大反対されながらも、手づくりでドライブスルーのコーヒー店をオープンし、現在では盛岡市に3号店も開いた、とあるカフェのオーナー・Aさん。

 さらに、二人目は市役所の職員でありながら「マチナカを元気にしたい」という志を持ち、「NECONOTE」の取り組みも無償でサポートするTさん。

 ジャッキーさんのピュアな想いを知った二人は、「周りになんと言われようが、自分を信じてやり続けることが大事」とジャッキーさんを激励。

 さらに、「NECONOTE」を活用した取り組みを足掛かりに、「さくらホールの中ホールを満員にできるようにがんばろう!」「応援するよ!」とすっかり意気投合し、ジャッキーさんの未来にワクワクしている様子!

 恐らく11月下旬の夜の寒さと、焚き火のぬくもりと、ほどよいアルコールが心地よくて、いつもより心の“遊び”がゆるかったせいもあるかもしれません。

 しかし、「北上市民エンターテイナー計画」に本気で挑むジャッキーさんの夢をどう実現するか、焚き火を囲んで語り合う三人の目がキラキラと輝いていたのは、まぎれもない事実。大人の事情で残念ながら顔出しはNG。従って、その瞳をご覧いただけないのが、筆者としては悔しいですが……。

 いつか、「さくらホール」の中ホールで……。

 北上を明るく楽しいまちへ……。

 11月23日(月・祝)、“好き”を通して多くのヒトが出会い、つながりをひろげる場としてオープンした「NECONOTE」で、それがきっかけで出会った三人の新たな夢が動き出します。

 「NECONOTE」から、つながる、ひろがる夢。

 今後の展開を、お楽しみに!

(了)

your kitchen, your space NECONOTE

岩手県北上市新穀町1-8-4

シェアキッチン・シェアスペースからつながり、ひろがる「NECONOTE」の詳細・利用は、以下の写真をクリック!

2020-11-24|
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