ホールのフリースペースも庭も1日大解放! 市民と一緒につくる「にぎわいフェス」は大盛況!

「生演奏でラジオ体操」に魅かれて「さくらホール」へ。そこでは……。

 11月3日(火・祝)午前8時50分。

 その5分後に「生演奏でラジオ体操」ができると知り、「ちょっと面白そうだ」と思った私は、北上市文化交流センター「さくらホール」へ。

 前日の雨とは一転、青空も顔をのぞかせる文化の日の祝日。楽しいことが起こりそうだとワクワクして出かけてみれば……。

AM 08:55

 どこにもラジオ体操をしている集団が見当たらず、「さくらホール」の周辺をウロウロする私をよそに……。

 この日は朝8時55分から夜9時まで、「さくらホール」のフリースペースや屋外の芝生を大解放。音楽、ダンス、アート、デザイン、クラフト、フードなどさまざまな分野の“表現者たち”総勢71団体が集い、みんなで楽しむ「にぎわいフェス」が初開催されるとのこと。

 従って屋外ではアチコチにテントが立ち、キッチンカーも次々に集結。それを見ているだけで、なんだかワクワクしてきます!

 それはさておき、「生演奏付きのラジオ体操はどこで? もしや、屋内で? でもラジオ体操って普通ソトでしょ?」と脳内に大きな疑問符を浮かべながらスマホを見れば、もうすぐ午前9時。「ラジオ体操、もう終わるじゃん!」と焦りつつ、屋内に入ると……。

AM 09:00

 「さくらホール」の屋内も、アチコチに“表現者たち”の姿や作品たちが……。

 あっちの広場ではフラダンスやタヒチアンダンスなどの他、絵本の読み聞かせやウクレレ漫談が……。

 こっちの広場では吹奏楽や合唱に加え、JAZZやギターの弾き語りに講談まで……。 

 そっちの広場では世界のヴィンテージ椅子に座れたり、木工や焼きものなど現代の工芸デザインと触れ合えたり、さまざまな団体の取り組みやパッチワークや生け花などの作品と出会えたり……。

 会場となる「さくらホール」は、2003(平成15)年にオープン。

 以来、「音楽や芸術をもっと身近に」をテーマに、公共ホールでは珍しい休館日のない365日オープン(東日本大震災やコロナによる休館を除く)に加え、大晦日も深夜までライブを行う企画も成功させるなど、公共ホールの常識にとらわれない自由な発想で、さまざまなイベントを企画・実施。

▲「さくらホール」が独自に企画したイベントの様子。

 さらに大・中・小のホールを筆頭にさまざまな文化芸術活動に利用できる多目的ルーム・和室など24ある施設の年間稼働率も9割を超え、どなたでも利用できるフリースペースでは学生や社会人が勉強したり読書したりする様子も日常的な風景となるなど、多くのヒトに愛される公共ホールとなっています。

▲普段の「さくらホール」のフリースペースの様子。

 今回の「にぎわいフェス」は、その空間をさらに多くのヒトに、さらに自由な発想で活用してもらいたいという想いが出発点。この春には、「さくらホール」のフリースペースににぎわいを生むアイデアを市民のみなさんと一緒に考え、カタチにしていくプロジェクト「さくらホールミーティング(SHM)」も始動。

 コロナの影響で延期となっていたミーティングも8月に3回開催され……、というお話は、「きたかみ仕事人図鑑」で「さくらホール」さんをご紹介した際にも触れました(詳細は、こちら!)。

 それがようやくカタチになったのが今回の「にぎわいフェス」ということで、私もワクワクしながら見学に訪れたのでした!

▲ちなみに、「きたかみ仕事人図鑑」にご登場いただいた事業者さんには、QRコード付きのミニポスターをつくってお配りしております。
こちらのQRコードをスマホでスキャンすると、その場でそれぞれの事業者さんの記事をご覧いただけるというものですが、
「さくらホール」さんではこんなカタチでインフォメーションの前に飾っておいてくれました。ありがとうございます<(_ _)> 

AM 10:00

 「にぎわいフェス」開始から1時間。ソトは気持ちよい青空がひろがっています。来場者も、それに呼応するように続々!

 屋外ではハンドメイド・クラフト作家さんたちのマーケットやフリーマーケットに加え、おいしいスウィーツが味わえる人気店の出店やキッチンカーなども並び、大にぎわい。

 屋内のフリースペースも、アチコチでさまざまな“表現者たち”が、ダンスや音楽をはじめ、さまざまな“作品”を披露。

▲ラジオ番組「夢を語る大人たち」第29弾「“一歩”からつながる未来」でご紹介した「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFLJ)きたかみ」さんも出展。がんになっても住みよい街をめざして活動する「RFLJきたかみ」さんはメッセージ付きの白い紙袋を展示されていましたが、夜になると灯りがともるそう! 楽しみ!

 「生演奏付きのラジオ体操」のことも忘れて、「すごいなあ」と思いながらアチコチ眺めていると、声をかけられてビックリ!

 「あら! 嶋田さんじゃないですか!」ということで、「きたかみ仕事人図鑑」にもご登場いただいた嶋田佳子さんwith Color 代表)と遭遇。ビジネスマナー講師として活躍する嶋田さんは、子どもアート療法士として「さくらホール」で「つの子のアトリエ」という取り組みを行っています。

 そのご縁もあって、この日はボランティアとして「にぎわいフェス」の裏方のお手伝いをしているそう。お疲れさまです<(_ _)>

▲ちなみに、「そういえば、生演奏付きのラジオ体操ってありましたよね?」と嶋田さんに尋ねると……。「あ、私、参加しました!」
「どこで?」「あそこで」「え、屋内だったんですか!ラジオ体操っていうからソトだと思ってウロウロしてました」「アハハ」
ということで、私のナゾも解けました。きちんと調べてくるべきだった_| ̄|○

PM 6:00

 今回の「にぎわいフェス」は、朝8時55分から夜9時まで12時間ぶっ続けで開催! ということは暗くなったら、また「キレイなさくらホールが見られるだろうな」と思って再び出かけてみると……。

 気になっていた「RFLJきたかみ」さんのメッセージ付きの白い紙袋にも灯りが……。

 さすがに昼間ほどの人出はありませんでしたが、フリースペースでは館内のアチコチにあるクイズに答えながら探検する謎解きゲームを楽しむ子どもたちや、ダンスのステージも。

 そして、その横のフリースペースで勉強する学生さんたちの姿もアチコチに……。

 さまざまな文化芸術活動に利用できる多目的ルーム・和室など24ある施設だけでなく、誰でも利用できるフリースペースにも「にぎわい」を……。

 その空間をさらに多くのヒトに、さらに自由な発想で活用してもらいたい……。

 そんな想いから市民のみなさんと一緒に考え、カタチにしていった「にぎわいフェス」は、音楽、ダンス、アート、デザイン、クラフト、フードなどさまざまな分野の“表現者たち”総勢71団体が集い、たくさんの観客とともに楽しい1日を過ごして、こうして幕を下ろしたのでした。

 「さくらホール」は、外観はもちろん多目的ルーム・和室などの施設もガラス張りとなっている点が魅力です。そこにはヒトを空間で“隔てる”のではなく“見える化”することで、文化芸術活動が身近に感じられるようにしたいという狙いも……。

 今回の「にぎわいフェス」は、そうした空間だけでなくカテゴリーの枠も超えて、文化芸術を愛する“表現者たち”と観客がつながった1日でもありました。

 「イベントのときだけヒトが集まる場ではなく、いつでもヒトでにぎわう“まちの文化広場”」をコンセプトとして誕生した「さくらホール」が、市民とともに考え、挑んだ「にぎわいフェス」は来年も……。

 音楽や芸術をもっと身近に……。市民にひらかれたホールへ……。「さくらホール」の挑戦は続きます。

 そして、来年はぜひ「生演奏付きラジオ体操」を……。

(ちなみに、「生演奏付きラジオ体操」は参加者が検温後に行うシステムのため、「さくらホール」の正面ロビーで行われたそうです! あしからず<(_ _)>)

 「にぎわいフェス」にかかわったみなさま、お疲れさまでした<(_ _)>

(了)

さくらホール にぎわいフェス

開催日時/2020年11月3日(火・祝)8:55~21:00

会場/北上市文化交流センター さくらホール

2020-11-05|
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